黒塗り文書あり:「共に頑張りたい」といいつつ実は廃止を進めていた埼玉県


ヌエック「廃止」の第一報が出たのは2023年12月のことです。

修繕費など年5億円…埼玉・嵐山の「国立女性教育会館」国が閉鎖方針 「愛郷心の原点」町などは存続要望(埼玉新聞2023/12/14/10:38)

この記事中に

大野知事は佐久間町長に「(閉鎖は)決定ではないと思うが、移転の結論は根拠がなく、県として受け入れや理解はできない。丁寧に地元の理解を得るべきであり、共に頑張りたい」と協力の意向を示した。

というくだりがあります。埼玉県は嵐山町と共に国に対してヌエック施設存続を求める立場であるかのようです。しかし実際は、埼玉県はそれ以前から内閣府とともにヌエックの「移転」について協議していました(画像の文書)

この点について、リ・ヌエックからの情報照会に対して県知事から得られた回答 (9月22日回答) (10月15日回答) でも、知らぬ存ぜぬを通そうとしていますが、明らかな嘘です。

ヌエックの施設廃止の問題は、政策の決定過程における行政側の主権者軽視という問題でもあります。私たちはその点をどうしても看過することができません。