私たちは、ヌエック施設廃止の決定過程に疑問を持っています。
そこで、この過程にかかわりがある埼玉県と嵐山町、内閣府、文部科学省にそれぞれ問合せをしました。
9月に返ってきた埼玉県の回答に確認したい点があり、再度問合せをしました。再度の回答をご紹介します。 件名: RE: 知事への提案
 瀧 章次 様
 再度、国立女性教育会館に関するご質問をいただきましたので、順次お答えします。
【質問1】
 令和6年6月27日、議会答弁において、国が、現行施設を譲渡又は撤去し、主たる事務所を移転する意向を嵐山町に伝えた件について、「決定までのプロセスが不明確」としているが、その移転の理由は、国の方針が伝達された令和6年7月30日に明確になったのか。
 「「移転の理由」が明確になったのか」というお問合せをいただきましたが、令和6年7月30日に国から示された決定は、独立行政法人国立女性教育会館の新法人の主たる事務所を現所在地(嵐山町)に存置するというもので、移転をするという決定ではありませんので、不知というご回答になります。
【質問2】
 質問1関係、明確になったのであれば、その理由は何だったのか。
 質問1の回答のとおりです。
【質問3】
 質問2に答える内容がある場合、その当該理由は、「独立行政法人国立女性教育会館の機能強化による男女共同参画の中核的組織の整備に向けて」(令和6年7月30日内閣府・文部科学省・国立女性教育会館)に書かれている内容に該当するものか。該当するならば、それはどの箇所のどのような内容か。
 質問1の回答のとおりです。
【質問4】
 令和6年6月27日、議会答弁において、令和5年11月29日、「移転通知」(関係府省「現行施設を譲渡又は撤去し、主たる事務所を移転する」意向を嵐山町に伝えたとする件)について、決定までのプロセスが不透明であるとの考えになる所の、不透明さは、現在、透明になっているとお考えか。
 国の当初の申入れに対し県が受け入れられないと申し上げてから、令和6年7月30日に国から示された決定に至るまで、国は県と嵐山町との対話を重ね、検討を行ったとしており、そのプロセスが不透明であったとは考えていません。
【質問5】
 質問4関係、もし現在透明になっているとの考えの場合、それはいつ透明になったのか。令和6年7月30日か。
 国との対話の過程を踏まえ、そう考えたものです。
【質問6】
 質問4関係、もし現在透明になっているとの考えの場合、それは、「独立行政法人国立女性教育会館の機能強化による男女共同参画の中核的組織の整備に向けて」(令和6年7月30日内閣府・文部科学省・国立女性教育会館)に直接、あるいは、間接に、書かれているとの考えか。
 質問5の回答のとおりです。
【質問7】
 質問6関係、書かれていると考えている場合、それはどの部分が該当するか。
 質問5の回答のとおりです。
【質問8】
 令和6年6月27日、議会答弁において、令和5年11月29日、「移転通知」(関係府省「現行施設を譲渡又は撤去し、主たる事務所を移転する」意向を嵐山町に伝えたとする件)について、「ワーキン
ググループの設置の意義すら疑わせるもの」と考えた理由について、支障の無い範囲で教示願いたい。
 瀧様が引用された答弁(移転については、ワーキンググループにおける議論や報告書の方向性に示されておらず、その理由が不明確であるばかりか、決定までのプロセスが不透明)のとおりです。
 なお、繰り返し私あてにご質問をお寄せいただいたところですが、国立女性教育会館に関するご質問につきましては、埼玉県人権・男女共同参画課(男女共同参画担当 電話 048-830-2921)までご連絡いただきますようお願いします。
 時節柄、どうぞご自愛ください。
 埼玉県知事 大野 元裕