報告:11/14リ・ヌエック院内集会「ヌエック施設を廃止しないで!」@衆議院第2議員会館

11月14日に院内集会「ヌエック施設を廃止しないで!意思決定過程の不当性」を開催しました。おかげさまでたいへん充実した会となりました。

リ・ヌエックからは、次の2本の報告を行いました。
瀧章次さん「国立女性育教育会館<施設見直し>政策決定過程とその不当性―情報公開請求により開示された政府文書からみえてくること」では、情報公開請求で開示された文書をもとに、行政側の行為の問題性を報告しました。国民の財産である公共施設としてのヌエックの廃止にあたって、行政が意思決定過程を意図的に隠しながら進めていたことを明らかにしています。(配布資料はこちら
酒本絵梨子さん「設立理念と公共性から見る撤去方針の問題点」として、国立女性教育会館や国会図書館での資料探索を通して、ヌエック設立までの7年間にわたる専門家たちの理念形成とその建築への反映が示されました。男女共同参画機構法成立までの審議で、この設立理念が一度も取り上げられなかったことは大きな問題です。(配布資料はこちら

参加者がそれぞれの立場でヌエックにまつわる経験や思いを語ってくださったスピーチが素晴しかったです。じつは、予定されていた報告者が直前に取り下げられる、風邪によるご欠席の連絡が続くなどハプニングがあり、会の運営が危ぶまれました。しかし、当日ご参加の方が次々現れ、また国会議員や自治体議員も駆けつけてくださりほぼ満員となりました

集会の最後に政府宛て要請文を採択しました。今後、政府に手交するか内容証明郵便で郵送する予定です。(要請文はこちら

今後とも引き続きヌエック施設廃止問題について、政策の不当性を明らかにし、施設を取り戻せるように活動して参ります。
後日、集会の動画が公開されます。ぜひ視聴ください。