国立女性教育会館(ヌエック)は、女性の社会教育のために設立された、ナショナル・センターとして、日本ではただひとつの施設です。第二次世界大戦後、人間の権利の保障を国際的に高めて行く大きな流れの中で、女性の地位の向上を目指す国連の活動に連動して生まれました。 ナショナル・センターですから、時の政権の意向とは独立した立場に立つものとして、教育基本法、社会教育法で保障された、市民がだれでも自由に民主的に集会をして、学んだり研修したりするための施設です。
特に、女性差別の実態とそれと取り組んできた社会運動、社会活動に関する歴史的な重要文書の資料・保存センターとしても、重要なはたらきを担ってきました。